『Dr.白澤のアルツハイマー革命 ボケた脳がよみがえる』

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以前にこのブログでも書きましたが、デール・ブレデセン博士の「アルツハイマー病 真実と終焉」を読んだときは衝撃の一言でした。

分子栄養学に基づく栄養療法は治療のごく一部であったと勝手に思い込んでいたのが、認知症や不妊、生活習慣病などのあらゆる疾患に有効なアプローチのど真ん中に存在していることを自覚したためです。

また、脳内のアミロイドベータの沈着は認知症の「原因」ではなく「結果」だと断言しており、だとすれば、これまで巨額の出資をして認知症の治療薬を探究・開発してきた製薬会社やお役所の労力はなんだったのでしょうか。

この本の中では、リコード法という治療法が紹介されており、それは36もの認知症になる要因を見つけ出してそれに合わせたアプローチを実践するというものでしたが、アメリカ人が書いているため、日本人の私たちには実行しづらいことが多かったように思います。

それ以前に文章自体が専門的でとても難しかったので、親御さんの認知症に悩む知り合いに薦めてみてはみたものの、誰も読んだという声を聞きませんでした。

もう少し一般向けに噛み砕いた本が出れば良いのに・・・、いや出るだろうと思っていました。

というのは前述の本は健康長寿の研究で有名な白澤卓二先生が監修されていたのです。

先日ふと思い出して白澤先生の本をググったところ、その後数冊の本を出版されていました。

それで取り寄せたのが『Dr.白澤のアルツハイマー革命 ボケた脳がよみがえる』という本でした。

 

とても読みやすくて、すぐに実行してほしいことが簡潔にまとまっています。

中には「いや、このブログは妊活が目的でしょ?なんでよりにもよって認知症なのよ!」と思われた方もいるかもしれませんね。

何度か書かせてもらっていますが、癌であろうが、妊娠であろうが、生活習慣病であろうが、認知症であろうが、基本的には栄養療法的にはやることは同じなのです。

細胞が問題なく働いていれば病気や困った症状は出てきません。

赤ちゃんのように再び問題なく細胞を働かせるにはそれを阻害している要因を取り除き、足りなくなったものを足してあげる必要があります。

本書ではその原因を「炎症」「栄養不足」「毒物」と表現しています。

これらは急性的に起こるわけではなく、何十年という単位の生活習慣や環境要因による蓄積によって起こるのです。

発症してからでは遅いのです。できれば子供の頃から知識を得て気をつけてほしい。

是非ぜひ手にとって読んでいただきたい一冊です。

ただ、毒物に対しての情報がちょっと薄かったかも。

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