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もう迷わない!「自分が主体」の妊活 (7) 悪いアブラを避けよう!
油脂ほど誤解の多い食品はない、と聞いたことがあります。
確かに私がすぐに思いつくだけでもいくつか例を挙げられます。
10数年前、エコナという脂肪がつきづらいという触れ込みのサラダ油は、発がん性が疑われ発売中止になりました。
オリーブオイルもごま油も体に良いという触れ込みをよく見ますが、根拠に乏しいようです。
そもそも、「サラダ油がヘルシーで肉の脂身は病気の元」だとか「マーガリンよりバターの方が太らない」だとかも大きな誤解です。
それに、「オメガ3がいい」と言われてずいぶん経ちますが、なぜ良いのかわかっていて、実際に十分な量を摂れている方がどれだけいるでしょうか?
かくいう私もまったく足りていませんが・・・^_^;
というわけで何回かに分けて、アブラに関して書こうと思います。
今回は、今すぐやめて欲しい「アブラ」についてです。
目次
- ○ マーガリンやフレッシュは不健康の元
- ○ サラダ油の大量摂取はやめよう
- ・トランス脂肪酸が含まれるサラダ油が多い
- ・有害事象報告が多いキャノーラ油
- ・せっかくオメガ3をとってもオメガ6が多いと相殺されてしまう
マーガリンやフレッシュは不健康の元
すでに全世界レベルでマーガリンなどのトランス脂肪酸を含んだ食品の排除が進んでいるというのに、日本においては「日本の通常の食生活では摂取量が少ないため健康への影響は小さい」という判断で未だに野放し状態。
確かに統計的にはアメリカ人に比べれば平均的摂取量は低いかもしれませんが、トランス脂肪酸はありとあらゆる食品に含まれていて、個々の趣向によっては一日中口にすることになります。
父は60代の時に心筋梗塞で一旦心臓が止まりました。
父は朝コーヒーにフレッシュを入れ、食パンにマーガリンを塗り、おやつや夜食に菓子パンやインスタントラーメンを食べていました。これらすべてにトランス脂肪酸が含まれています。
心筋梗塞になるのは当然といえば当然でしょう。
なぜトランス脂肪酸がよくないかというと、一言で言えば不自然なものだからです。
プラスチックと同じものだと表現する人もいます。
トランス脂肪酸は液体の油に水素を付加して固めた製品を製造する過程で発生するもので、心臓や血管にこびりつき病気の元を作ります。また、腸内細菌にも悪影響があり、もう避けない理由はないでしょう。
成分表示に「植物油脂」「ショートニング」と表示されているものはトランス脂肪酸が含まれています。安価な菓子、パン、冷凍食品、インスタント食品の多くに入っています。
裏の原材料を見るクセをつけて、選択できるときは避けることを強くお薦めします。
ちなみに父は未だに元気にラーメン屋を続けています。
心臓の1/3は壊死しているようですが、ムダに元気でまだ店を続けようとして困っています^_^;
サラダ油の大量摂取はやめよう
サラダ油は言わずと知れたオメガ6系脂肪酸です。
「オメガ3系が善でオメガ6系が悪なので、サラダ油はやめましょう」と言っている訳ではありません。
実際、その両者のバランスを保つことで健全な細胞膜が保たれ、健康な心身を維持できるのです。
以下の3つの理由からサラダ油には注意して欲しいのです。
トランス脂肪酸が含まれるサラダ油が多い
安価なサラダ油に多いのですが、ヘキサンという溶剤で抽出するものは製造過程で高熱にするためトランス脂肪酸が多く発生します。
上記にも書きましたが、トランス脂肪酸は体に悪い。
油の質がいいとはとても言えません。
有害事象報告が多いキャノーラ油
キャノーラ油とは菜種油を品種改良したもので、カナダで多く作られ日本に輸入されてきます。
その多くが遺伝子組み換えだと言われています。
また、キャノーラ油は動物実験で有害事象報告が多く、ラットの寿命の短縮、異常行動、生殖機能の低下が報告されています。
にわかに信じがたいことかもしれませんが、日本はメーカーが強くこう言った情報は積極的に報道されません。
せっかくオメガ3をとってもオメガ6が多いと相殺されてしまう
オメガ6は炎症を起こしやすいアブラです。
それに対してオメガ3は炎症を抑える作用があり、アレルギー症状を緩和することで知られています。
ところがいくらオメガ3をとってもオメガ6が多すぎるとムダになってしまいます。
ガンガン燃えている火事場にバケツで水をかけるようなものなのです。
揚げ物はごぼうびの日に・・・というぐらい頻度を下げると意外と簡単に摂取量は抑えられます。
次回は積極的に摂って欲しいアブラについて書いていきますね。