Blog 分子栄養学

What%27s NEW!

HOME // ブログ // コロナ感染時の重症度はビタミンDの充足度と相関する!

Blog 分子栄養学

CATEGORY

  分子栄養学 足すほう

コロナ感染時の重症度はビタミンDの充足度と相関する!

以前にコレステロールの重要性を書いた記事で、ついでにビタミンDのパワーについて書いたことがあります。

「ついで」と言ってはあまりあるほどの大物ぶりで、いつかビタミンDを主役にして書かないと、とは思っておりました。

コレステロール-4:健康に不可欠な○○と○○を生成する

ところがここに来て、新型コロナウイルスの世界的な蔓延に伴ない、栄養とCovid-19の研究に関するが盛んに発表されるようになりました。

吉冨信長先生というとても勉強熱心な栄養研究家(正式な肩書きはわかりません(^^;)がSNSでシェアしてくださった論文(正式発表前ですが)をご紹介し、私なりの考察とビタミンDの血中濃度の上げ方も加えようと思います。

はっきり証明されたビタミンDの免疫力

https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3571484

これはサウスイースタンフィリピン大学による発表で、3つの病院における新型コロナウイルス感染者212症例を症状の度合いとビタミンD血中濃度(25(OH)D)の平均値の相関を表にしたものです。

あらためて赤枠の部分だけ取り出すと以下のようになります。

軽症・・・・・31.2 ng/ml
一般的症状・・27.4 ng/ml
重症・・・・・21.2 ng/ml
救急レベル・・17.1 ng/ml

重症度が高いほどビタミンDの血中濃度は低いことが明確ですね。なんとわかりやすい!

では、このビタミンDの数値、我々日本人はどうなんだろうと思いますよね。
私やご相談者の数値もあらためて調べてみました。

私(5年前)・・・24.9 ng/ml
60代女性・・・13.7 ng/ml
30代女性・・・17.0 ng/ml
60代男性・・・21.2 ng/ml
40代女性・・・20.4 ng/ml –> サプリメント服用で9ヶ月後に56.5 ng/ml

・・・ああ、どうしよう!
ほとんどの人が重症か救急レベルではないですか!!

ちなみに最適値は様々な意見がありますが、40ng/ml以上というところは共通しているところで、上限は60ng/ml〜100ng/mlの間と、議論の余地はありそうです。

日本人のビタミンD血中濃度は・・・

さて、サウスイースタンフィリピン大学の研究結果と比較して、私の周りの方の値が低いのか気になったのではないでしょうか?
何せ平均を計算すると20ng/mlを超えません。
母数が少なく、地域も採血時期も異なるのでこれをもって断定はできませんが、日本人はフィリピンに住んでいる方と比べたら絶対的に低いはずです。

前述のブログを読んだ方ならその違いの理由はお分かりでしょう。

ビタミンDは紫外線に直接あたることで体内で生成されるのです。

浅黒く日焼けした人が健康的に見えるのも、晴天の少ないイギリスに鬱病の人が多いというのも、イメージでなくこういった栄養状態が関係していたのですね。

上記の実測値は母数が少なく、これだけで何かを語ることはできないですが、最も低い方に生活スタイルを聞いたところ、ほとんど車で移動し日に当たることを好まないと話していました。

ビタミンD血中濃度の上げ方

新型コロナウイルスの重症化を防ぐためにも、ビタミンDの血中濃度を上げておきたいところですね。
感染症だけでなく、妊娠率や流産率にも大きな影響があることは証明されています。

鮭やメカジキなどの魚やキクラゲや椎茸などのきのこ類でビタミンDを摂取することはできますが、食品だけではなかなか数値を押し上がるまで至りません。

確実に濃度を上げるには、できるだけ日に当たり、サプリメントを一定期間摂るのが良いです。

日に当たる時の目安は半袖半ズボンで一日30分程度。
日焼け止めを塗ったり、窓ガラス越しではダメです。
冬場はなかなか難しいですが、お天気のいい休日にはベランダなどで手のひらや足を当ててサプリを摂るのが現実的でしょうか。

シミ・シワを増やしたくない方はできる範囲で行うしかないでしょう。

また、皮膚ガンの心配をされる方もいると思いますが、皮膚ガンの罹患率と致死率はかなり低く、よほど危険な状況でなければ私は日に当たることのメリットの方が大きいと思います。

ビタミンDは多く摂りすぎると過剰症のリスクがあり腎機能障害を起こすこともあるので、一日10,000IUぐらいのペースでサプリメントで補充するときは注意が必要です。医療用サプリメントでないとそれほどの容量は期待できませんが。

それからたんぱく質とマグネシウムもしっかり摂りたいところです。

ビタミンDなどの栄養素はたんぱく質(アルブミン)と一緒に運ばれます。たんぱく質不足ではビタミンDはうまく運ばれません。

また、マグネシウムもビタミンDが体内で活躍するときに必ず必要になります。

今の日本人はマグネシウムも不足している人が本当に多いです。
せっかく日光浴してもうまく使える状態にはなりません。
日本古来の食事をしていれば本来不足しないので「まごはやさしい」食品を意識的に選択することをお薦めします。

さあ、明日から日光浴と和食中心の食事を頑張りましょう!

**
定期的にセミナーを行なっております。
満足度100%の妊活セミナーはこちらから詳細をご確認ください
**

ブログ一覧