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分子栄養学での貧血の常識と医療のそれ 3

貧血と言えば、おおかた鉄欠乏性貧血、もしくは稀に大球性貧血。そんな理解をしていた私が、母の「次の検査が必要だとしたら何ですか?」と担当医に聴いたときに頭が真っ白になります。
「可能性は低いですが…」という前置きはあったものの、「骨髄検査、…ですかね」という回答が返ってきました。
つまり造血機能に問題があるってこと?
「骨髄検査」で調べると、白血病とか悪性リンパ腫とか、おそろしい文字が並んでいます。
痛いの?
治療法はどんななの???
いろいろ調べましたが、その次の診察で宣告された検査は大腸カメラ。
ちゃうやんけ~!
そんなこんなで、病的な貧血というのがまったく検討がつかない上に、しまいには担当医の力量まで疑ってしまうという状態に…。
数日悩むも、ん? 貧血の診断のガイドラインくらいありそうだな、とネットで検索してみたら、はい、ありました。日内会誌 104「貧血の分類と診断の進め方」成田美和子氏が書かれたもので、一般の人にも分かりやすそうです。自分、早くやっとけよ~!
まずは、貧血の原因の多さに驚きます。

この表では原因を軸に分類されているので、大球性貧血はDNA合成障害とされていますね。
ガイドラインは具体的な数値の表記はありませんが、分子栄養学の血液検査でお馴染みの項目が多く登場し、バクっとした診断が自分なりにできるようです。
最初のフローチャートはこんな風です。

最初のボックスの「白血球/血小板 減少」というのが前回検査時との比較なのか分かりませんでしたが、数値が抜けているだけで本来は絶対値があるのだろうと思います。また、貧血と診断した時点で、ヘモグロビン値の減少も前提となっているのでしょうか。または、他のサイトでは赤血球数の減少も症状のひとつとしていました。
他のサイトの数値の情報と繋ぎ合わせてみると、白血球/血小板の減少の基準値ほどにはひどくないようなので、「無し」に進みます。
次のボックスには「網赤血球絶対値の増加」の有無を聞かれています。
一瞬、「網状赤血球の増加」と見えたのですが、そうではなく、絶対数なのですね。普段私たちが見る検査数値の単位はパーセントで示されているので悩みます。でも、赤血球数自体が少ないので、「無し」に進みます。
次にMCVの数値を聞かれています。
MCVとは赤血球の平均の大きさです。
母の数値は80にも満たず、行きついた先は「小球性貧血」でした。
そして、小球性貧血のフローチャートがまた別に存在しています。

次のチャートに進むと、やはり網状赤血球数の増減に関して聞かれますが、正常として進みます。実際、1.0だったし。
血清鉄とフェリチン値は低く、TIBCは高いと、鉄欠乏性貧血・・・。
先生、疑ってごめんなさいm(__)m
上記に出てくる検査項目は分子栄養学の血液検査を受けるとおおかたが含まれているので、正確にはできなくても、病的なものか生活習慣や栄養補給をすればなんとかなるものか見当はつきそうです。貧血と聞いて鉄欠乏性貧血と決めつけず、時にはこのガイドラインを参考にして慎重に見ていきたいと思います。
そして、意外だったのが、先生がフェリチンを目標値に設定したこと。
栄養療法では、肝臓の「貯蔵鉄」として知られる検査項目ですが、一般の臨床現場でもヘモグロビンよりも重要視していたので、それだけの話ですが嬉しくなりました。
次回の診察は5月末ですが、目標値の20を超えることを祈って・・・、寝ます。
思ったより長くなりました(^-^;

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