一読の価値あり「行ってはいけない外食」

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以前から広告で見かけては気になっていた本書。

サブタイトルが「飲食店の『裏側』を見抜く!」ですもの、読まずにはいられませぬ。

冒頭でガツンとやられました。

「検索サイトを信用してはいけない」

私たちは店を探すときおそらく知人に聞く以外は100%インターネットで調べますよね。
店との出会いの時点であてにならないと言われては、何を信用していいのやら・・・。

と思っているとその思いは最後まで続きます。

私も職業柄、食に関してはできるだけ情報を仕入れるようにしているせいか、8~9割の内容は私が認識していることと同じでした。本当は「この著者の勘違いであってほしい。大げさに書く癖があるのかも」と思いながら読み終えますが、いずれの書籍も裏付けるように同様の主張だったりします。

ああ、本当なんだとその度に残念になります。

私自身も店を選ぶ基準の一つとしているのは個人経営のお店。
チェーン店はできるだけ避けます。

なぜならチェーン店はセントラルキッチンで半分調理されたものが届き、それを温めるだけというスタイルが多い。

価格を抑え均質な品質で提供しようと思えば正しいことなのかもしれませんが、そのタイムラグを埋めるために保存料を入れ込まなくてはいけません。

保存料は腸内細菌を荒らします。

実際、日本人の体は死後でも腐りにくいと言います。
葬儀屋さんも感じていることだと聞きますし、スマトラ沖の地震でもビーチに遺体がゴロゴロ上がったそうですが、「遺体が腐らないから日本人だ」という選別がされたそうです。

個人経営でも化学調味料を入れるところも少なくはないでしょうが、チェーン店のそれはその比ではありません。

なおかつ、野菜なども国産のものは使われないとのこと。

「国産だからいい」という時代でもないですが、少なくともどこで育てられどのように調理されたものかお客の私たちには知るよしはないのです。

こんな感じで、外食するのが怖くなる情報の連続ですが、これまで食品の質に興味のなかった人は是非是非読んでほしい一冊です。

「日本人は優しい」
「日本の食は世界一」

確かにそういう評価もあるでしょうが、安全性という店では、私の知る限り世界でも最悪レベルです。

日本人は個人一人一人はとてもいい人でも、企業の一員となるとなぜコンプライアンスを発揮できないのがとても残念です。

会社が行なっていることに反旗を翻せば職を失ってしまうからでしょうか。

確かに変に生真面目な私は損ばかりしているかもしれません。

でも、「自分や家族には食べさせない、飲ませない、しない」ことを知らない客には平気で勧めることは犯罪者に近いのではないでしょうか?

コンプライアンスは経費精算や営業の仕方のガイドラインで止まって、本当の意味でのコンプライアンスはそこじゃない。皆が顧客も家族同様に思えたら、もっと良い世の中になるのになぁ、と思わされる本でした。

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