貧血を甘くみてはいけない理由

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昨日、実家の静岡にこの雨の中トンボ返りしてきました。
母が火曜からあらゆる検査をしているというのです。
ことの発端は日曜にお得意様から(両親は高齢ながら食堂を細々と続けております)、顔のむくみがひどいと指摘され、病院嫌いというより外出が嫌いな母をなんとか父が病院に連れて行ったところ、重度の貧血であることが分かり急遽輸血をしつつ、貧血の原因を探る検査をしています。確かに血液検査の結果をファックスを送ってもらったところ、とんでもない数値で「よく生きてるな」と思わず漏らしたくらいです。
栄養療法は一般の病院とは異なる独自の検査と諸症状を問診することで個体差を割り出し、その方に合った治療法、補給すべき栄養素を割り出します。その検査は今や多岐にわたりますが、そのベースとなるのが血液検査です。
一般の病院で行う血液検査より検査項目は多く60項目を超えます。
例えばヘモグロビンはどの病院でも貧血の指標として見ていますが、栄養療法ではフェリチンという肝臓の鉄の貯蔵量を見ます。
肝臓の鉄が枯渇しただけでも不定愁訴は十分に現れます。普通は測定しないので、自分の辛い症状が貧血が原因だと気づかない人が多いのです。
理想値は流派によって幅はありますが、ヘモグロビンだと女性でも13、フェリチンは20~100必要です。
それが母はヘモグロビンが5.3、フェリチンにいたっては0.2でしたΣ(・ω・ノ)ノ!
まさか最愛の母からこんな数値を見せられるとは悔しいとしか言いようがありませんが、なにせどんなに説得しても「もう検査は受けない」と言われていたので覚悟はしていましたが。
これまで経験が浅いながらも何十人という方の検査結果を見てきましたが、その中でも最低値。
ガン患者さんだってこんなひどい数値ではありませんでした。
そうです。ガン患者さんは貧血の方が多いのです。
結果というより貧血が原因でガン細胞増殖を誘発します。
ガン以前にミトコンドリアの働きを阻害し不妊にもつながるので、貧血解消は本当に重要なのです。
夜も更けてきたので、詳細は次回書きますね。

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