「ピルビスワーク」という体操をご存じですか?
日本語だと「骨盤呼吸体操」と言うそうです。
私は栄養療法カウンセラーの先輩から、「骨盤周辺の血流を上げることで妊孕率を高める体操がある」と聞き興味津々!
体験会に行ってきましたのでその模様をお伝えします。
場所は埼玉県にある大宮レディスクリニック。
大宮駅は初めて降り立ちましたが意外にもめちゃ都会ですねぇ ←失礼ですみません\(_ _)
スタジオを別に借りているのかと思いきや、待合室でやるんですね(’-’*)♪
逆に言えばそれだけ手軽に限られたスペースでもできるということで、確かに家の寝室でもできそうな動きばかりでした。あとでホームページを見たらイスに座ってできるから「イスビス」というらしいですね。
結構運動負荷もかけられキツかったのに・・・スバラシイです。
人数は私も入れて9名ほどで、広い待合室の固定の椅子に十分スペースを取って座れました。
講師はこの方、荒川 恵里奈先生。
美しいですね~(*’▽’)
1月に開催して妊娠体質になる腸内環境づくりの講座に来てくださり、その時もメチャクチャ明るい人という印象がありましたが、やはりパワフル~!
笑いもちょいちょいはさんできて、油断していると私の大不評なガハハ笑いが飛び出しそうです(^-^)
体験講座の所要時間は1時間半でしたが、最初に20分ほど、ピルビスワークの概要やなぜ骨盤なのか、という話をじっくり聞きました。
私は昨年末にピルビスワークの存在を知ったので勝手にティラピスが流行り始めたころぐらいかな、と想像していましたが、なんとその発祥は35年前だそうです。
また、ひとつひとつの運動に対して必ず理論にもとづいた理由があり、日本での発祥時期や根本的、理論的発想に基づいている点が分子栄養学に似ていると思い、なんだか親近感を覚えました。
「みなさん、卵巣はどこにあるか知っていますか?」
まあ、この辺りだろうというところにズレはないのですが、言われてみれば確かに股関節のすぐ上にあるのですね。
「姿勢が悪いとどうなるか分かりますか? そう、すべての内臓が子宮や卵巣の上に乗っかるのですよ!」
子宮や卵巣は確かに一番下で支えている内臓。骨盤内の血流が悪くなれば、確かに妊娠力にも影響しそうですね。
血流が悪くなるというのはよく言いますが、具体的にどういうことかというと、酸素と栄養が届かない、ということです。
酸素は細胞内のミトコンドリアにとって不可欠なものです。ミトコンドリアはグルコース(糖)から変遷を経て作り出されたアセチルCoAという栄養と酸素が入ってきて初めてエネルギーを作り出します。
「エネルギー」というとなんだか他人事のようき聞こえるかもしれませんが、何をしても疲れが取れないという慢性疲労の方はこの仕組みが動いていないからです。ミトコンドリアを健全に保つことは誰にとっても大切なことなのです。
特にミトコンドリアの働きは妊活中の方には重要です。
卵子の中には他の細胞と比較にならないほどのミトコンドリアが存在していて、その数は十万と言われています。
ひとつの細胞が、受精、着床を経て、分裂を繰り返すのですから、当然と言えば当然ですね。
栄養を充分にとったとしても、それが体のすみずみまで分配されなければ意味がないのです。
「骨盤をたくさん動かし血流を活発にして、子宮や卵巣に栄養を与える」
栄養と運動のコラボで妊娠の確率は上がる!と確信した瞬間、ピルビスワーク万歳!と叫びました。ええ、もちろん心の中で(笑)
ピルビスワークは栄養だけでなく内分泌系にも着目しています。
「みなさん、女性ホルモンって生涯どれくらいの量が分泌されるか知っていますか?」
ええっーとどれぐらいだっけ? よく聞く話だよねぇ。ほんとに覚えが悪い( 一一)
「なんとスプーン一杯ほどなんですよ! そしてどこでつくられているか知っていますか?」
この質問は全員に回答を求められ、9名ほとんどみな違う答え!
いろんな解釈がありますからね。下垂体とか視床下部とか、私なんてコレステロールが原料だから肝臓でしょうとか言っちゃうし・・・。
正解は「卵巣」です。
脳の下垂体から「女性ホルモンをつくりなさい」という指令が出て、甲状腺、乳腺、わき腹をつたって、やっと最後に卵巣が動くと言う長旅。
その指令がうまく届くように鎖骨から下腹部まで女性ホルモンを流し込むような一連の動きを教わりました。
女性ホルモンの生成を助け、希少な女性ホルモンを全身に行き渡らせる。理にかなっていますね!
次はなんと「おっぱいマッサージ」。
母乳が出にくい人に施される地獄のマッサージ。
ただでさえおっぱいは張って痛いし、赤ちゃんに乳首を傷めつけられ、その上看護師におっぱいを引っ張ったりひねられたり、踏んだり蹴ったり。私は1回きりで遠慮しましたが、確かに出産前に行うとラクですわ。しかも頭痛や生理痛が軽減されるそうです。いいことづくめじゃないですか!
ただし、子宮が収縮するらしく、着床待ちや妊娠初期はやってはいけないそうですのでご注意を。
最後は音楽をかけてリズミカルに激しくダンス、と言っても椅子に座ったままですが、これが結構な運動量。
有酸素運動がミトコンドリアを増やしてくれるという理論からだという説明がありました。
写真を撮っていることに気づいた先生。
この直後にピースしてくれていました(笑)
ミトコンドリアは私の栄養療法の核とも言える重要ポイントですが、「ミトコンドリアの働きを高める」だけでなく「ミトコンドリアを増やす」ことができたら素晴らしいことですね。
そして、最後にこういったよい習慣をライフスタイルに組み込むことが大事だと説かれました。
大賛成!日々の積み重ねが妊娠や健康維持につながることは間違いありません!
大宮レディスクリニックでは定期的に3ヵ月コースを開催しているそうです。ストレスケアや足つぼもやるらしい。
ピルビスワークの正式な定義はこちらをご覧ください。
資格制度もあるそうです。取ってみたいなぁ。
栄養療法と運動療法の両輪を日々の生活に組み込めたらスゴく良くないですか?
そだねー!(無理やり、笑)
妊娠力を高める体操「ピルビスワーク」
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