私の出産 その7

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私が微弱陣痛であった理由。

もちろん人間の体は複雑でひとつの症状であっても原因は多岐にわたることのほうが多いと思います。
でも、分子栄養学のセミナーに参加している際に、鎮痛剤の飲みすぎである可能性を知った時ははっとしました。私も頭痛もちでしょっちゅう、時期によっては毎日頭痛薬を服用していたのです。
通常、局所ホルモンであるプロスタグランディンがあらゆる痛みをコントロールしているのですが、鎮痛剤の飲みすぎにより本来出産に不可欠な子宮収縮を促す陣痛を妨げるという説明でした。

そして、この記事を書くために改めてネットで検索したところ、陣痛促進剤の作用が個体差により100倍近く異なるとのこと。陣痛促進剤の多量投与によって胎児が過度な子宮収縮で締めあげられ子宮内で死亡するという事故も起きているようです(その記事を読む限り人的事件とも解釈できますが)。

たまたま大事には至りませんでしたが、無知であった私は自ら我が子を死に至らしめたかもしれません。これに限らず、薬の怖さはあまり知られていません。薬には効果があれば多かれ少なかれ副作用があります。すぐにわかる副作用もあれば、何十年と飲み続けた結果、認知症や骨粗鬆症など因果関係が分かりにくいものもあります。

分子栄養学ではもちろん分かっている範囲でですが、こういった情報を共有してくれます。
たとえ積極的に分子栄養学を勉強する気がない人でも、お水を用意する前に、今服用しようとしている薬はどんなものでどんな副作用が考えられるのか一度ネットで調べてみてはいかがでしょうか?
そして服用したほうが利があると思ったときだけ飲むという習慣を身につけるとよいと思います。
生活習慣病の薬で「一生飲み続けなければいけない」と渡されたときはなおさらです。
意外にも分子栄養学をベースとした情報はここ数年で一気にネット上に溢れていて、最近では週刊誌やテレビでもたまに見かけるようになりました。自分で簡単に情報を取りに行けるのです。

話が少し大回りしましたが、今振り返ればという話を続けます。

出産後経験される方が多いと思いますが、産後に体が黒ずみ髪の毛も驚くくらい抜け落ちました。
今になって知らされても・・・と常に後悔の念がつきまといますが、これは鉄不足の症状です。
母乳が思うように出ないはずです。そもそも母乳とは母体の栄養をお裾分けするのですから、母体に栄養がなければ身体を守るために母乳を出なくします。

私の場合、歯肉も弱り自分の歯なのに総入れ歯になったような感覚で噛むたびに歯が沈むように感じました。おそらくカルシウム、マグネシウムも不足していたのでしょう。また、産後うつは銅、鉄の不足です。産後はミネラルを全般的に補充するとより子育てがラクになります。そして何より赤ちゃんへのメリットは計り知れません。栄養療法を極めた人の中には妊娠中も産後もずっとサプリメントも利用して非常に栄養に気を配った方々がいます。そうすると産まれてくる子が違うのです。私の周りだけでも尊敬する栄養療法カウンセラーの先駆者 定真理子さんの息子さんは、産まれた時から体格がよく高校生ながらプロレスラーになりました。

そこまで大人としての成果が見える例は多くないですが、小さな子の例はよく見かけます。
分子栄養学の勉強会に参加しているとお子さんを連れてくる方も多いのですが、赤ちゃんなのにその存在を忘れてしまうくらい泣かないのです。

私もいわゆる「たそがれ泣き」に悩まされました。夜はしっかり寝てくれるのに、夕方になると何をどうしても泣き止まない。近所の男の子のケースだと3時間抱きっぱなし(首が座っていないと背中におんぶするわけにもいかず抱っこしてあやす以外何もできません)。人によっては低血糖を起こしている、という方もいますが、上記のケースではまだ甘いものを与えるような時期でもありませんから、おそらく本来母乳から補給されるはずのミネラルやビタミンが不足していると見たほうが自然だと思います。

そして高年出産の苦さはいつまでも続きます(^-^;
子育てするだけの体力がすでにない、というのはよく耳にしますが、自分が経験してシビアだと思ったことは、子どもが小学校に上がる頃から更年期障害の症状を感じ始めたことです。

これに関してはまた別途書きたいと思いますが、まずは次回、「なぜ栄養療法が妊活によいか」について書こうと思います。

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